BIDCさんがWCSルールで警戒すべき並びについて紹介されていましたので隙間産業でスペシャルレートで注意すべき並びや強いポケモンを紹介したいと思います。
既に半分以上が過ぎ去ったシーズン1限定で行われるこのルールの記事にどれだけの需要があるかはわかりませんが……
何分人口が少ないルールなので情報量としてはやや欠けるところもありますがスペシャルレートを遊ぶ人の一助となれば幸いです。
WCSルールの警戒すべき並びとコンボの紹介はこちら
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要注意コンボ
アローラキュウコン+ジガルデ
とても分かりやすい並びです。
アローラキュウコンでオーロラベールを使いジガルデで舞っていく動きが主体です。
ジガルデはパーフェクトフォルム化する時に自動でHPが回復するためカプ・コケコのマジカルシャインを2耐えする程度の耐久があります。
即死しなければ基本的に氷以外は2発耐えると思ってよいでしょう。
ゲッコウガ及びフェローチェ対策のカプ・レヒレ等と組むのがベターな並びとなるでしょうか?
攻撃面ではジガルデは攻撃種族値100と禁止伝説枠としては明らかに不足する打点しかなく、さらに専用主力技となるサウザンアロー(飛行浮遊にも命中)は威力90しかないため明らかに不足しています。
(性格補正込で1度りゅうのまいを使ってようやくカイリューの素逆鱗と同じ程度)
よっぽど刺さっている状況以外ではりゅうのまいを2回、3回と積む必要があるかもしれません。
また攻撃範囲も「ドラゴン」「じめん」「あく」「ノーマル」の4タイプしかなく(岩はサウザンアローが飛行に命中するため優先度が低い)、りゅうのまいを前提とする場合は3つしか採用できないため技範囲に限界が来ます。
サウザンアローはジガルデの採用理由となることが多いため確定とします。
ドラゴン技がない場合はフェローチェやジガルデミラーやガブリアスが、あく技がない場合はスペシャルトップメタのルナアーラが、ノーマルがない場合はフェローチェやカプ・ブルルが突破不可能となります。
パーフェクトジガルデはHPが非常に高いため身代わりを置くのも一手ですが、この場合は範囲との相談となります。
……ちなみにドラゴンクローは覚えません。
りゅうのまい型で使う場合ドラゴン技が逆鱗で固定となってしまうためフェアリーや鋼タイプの対策はしっかりとしておきましょう。
また、このアローラキュウコンの枠はほかの壁を展開できるポケモンで代用することが可能です。
壁を張りながらある程度広い範囲を見据えるならカプ・コケコを、ステルスロックで火力を補うならばウツロイドやギガイアスが該当します。
殆どの場合壁要因+ジガルデで選出されますが、ジガルデも禁止伝説ですしカプ・コケコは単体で動けるポケモンなのでやや選出は読みにくいと思います。
しかしこのようなパーティのカプ・コケコは壁型である可能性が高い=突破力は落ちているという傾向にあるのでそこをついていきましょう。
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ハピナス+バルジーナ(ドヒドイテ・ナマコブシ等)
このルールでも受けループは存在します。
耐久型のポケモンたちはたべのこしとしんかのきせきは失ったものの耐久面は据え置きですが、攻撃型のポケモンたちはこだわりはちまきやいのちのたまなどのアイテムを失ったため高い耐久を持つポケモンの突破手段が限られます。
相手の持ち物による事故死がなくなった彼らはかなりいきいきと動いており1700以上の高レート帯でよく見る印象です。
特殊受けはハピナスが絶対的な存在として君臨しているため物理受けが選択となります。
候補はトーチカで毒状態にすることができフェローチェ等を完封できるドヒドイテ。
天然で相手の積みを封殺しみずびたしで鋼タイプも毒にすることのできるナマコブシ等をよくみました。
ゴツゴツメットという耐久ポケモンの主要なダメージソースを失ったためなかなか相手を倒すことができず毒主体の動きにならざるを得ないため、通常ルール以上にみがわりに弱いのが特徴でしょうか?
特にバルジーナはイカサマである程度のポケモンのみがわりを破壊することができますがドヒドイテは破壊するのに非常に時間がかかり、ナマコブシに至っては突破する手段そのものがカウンターしか存在しません。
しかしその弱点はこの禁止伝説解禁ルールであるため突破力に優れた瞑想ルナアーラや竜舞ジガルデがしっかり補えることが最大の利点。
特に相手の禁止伝説も積んでこない限りアイテムなしでは突破が難しいのに瞑想ルナアーラはファントムガードの行動保障一本で積みポケへのメタカードへと変貌します。
基本的に禁止伝説+耐久2匹か 禁止伝説+禁止伝説で止まらないポケモンを対策できる耐久+耐久要因ではない一般枠 として選出してくるイメージです。
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禁止伝説欲張りセット(ルナアーラ・ソルガレオ・マギアナ・ネクロズマ・ジガルデ・サトシゲッコウガ等)
単純明快にしてわかりやすい強敵です。
流石に全部採用しているパーティは1度もあたりませんでしたがこの中から4~5匹という構築は相手をしていて非常に厄介です。
ネクロズマは殆どマッチングしたことが僕自身ありませんし使ったこともありませんが、ステルスロック→ボディパージ→あくのはどうの流れでルナアーラを倒すことが机上論では可能です。
他のポケモンは単体で紹介するのでカットです。
とにかく数値が高いため弱点を突いてもなかなか倒れず、高い火力で押してきます。
一般枠のポケモンで相性補完だけをしていてもステータスのゴリ押しに成すすべなくやられてしまうケースが非常に多くなるはずなので、倒せる対策をしておきたいところ。
どう出してくるはグッドスタッフらしくどう出しても強い選出となるので判別することは難しいです。
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要注意ポケモン
ルナアーラ
単体運用で厄介なポケモンです。
ファントムガードはかたやぶりなどの効果を受け付けないため1度は確実に行動をしてきます。
有利な場面から出せば対面しているポケモンに1度、ファントムガードで1度、持ち前の耐久で1度と合計3度の攻撃はほぼ間違いなし。
でんじはで粘り強く戦ったり積みを回避するもの、おにびで物理を全力で起点にするもの、瞑想で全抜き耐性に移るもの、フルアタックでとにかく殴り続けるものなどとにかく強い文句なしでスペシャルレートトップメタです。
ファイアローと組ませることではやてのつばさ追い風から制圧するだけでも強力です。
ほとんどすべてのポケモンと組むことができるためすべてが要注意です。
ハピナスもサイコショックで殴りに行けるため完全な対策手段となりえず、ミミッキュもシャドーレイでばけのかわを貫通されるため返り討ちにあってしまいます。
対策として有効なのはベトベトンなどのあくタイプでしょうか?
サトシゲッコウガもあくタイプであり上から4倍弱点を突くことができますがファントムガードの上から倒すには至らず10まんボルトやムーンフォースを採用されていると返り討ちにあってしまいます。
ムーンフォースで倒されないあくタイプとなるとベトベトンが最有力だと思われます。
おにび型でもかみくだくの防御ダウンやどくしゅで対策として働かせることが可能です。
当たったことはありませんがおいうち組、カビゴンとかもきついかも?
交換できず確実にルナアーラを仕留められるのはこのルールで非常に大きいです。
……当然、ルナアーラ側も対策をしているでしょうからベトベトンさえいればルナアーラは怖くない!というわけではありませんが参考にどうぞ。
マギアナ
単体運用でそこそこ厄介なポケモンです。
素早さが低いためルナアーラほどの脅威には感じることはないと思いますが自身でトリックルームを使い全抜きを仕掛けてきます。
他のポケモンの対策にリソースを消費しているとなすすべなくやられてしまうかもしれません。
ガブリアスクラスの地震でもHPに振るだけで確定耐えしてしまうため行動を防ぐことはほぼ不可能。
ちょうはつもトリックルーム読みで使って普通に攻撃されると大惨事になりかねませんからできる限り隙を見せないようにしたいです。
幸い鋼タイプで止まりやすい攻撃範囲なのでそこを突いていきましょう。
フルールカノン以外でポケモンが倒されてしまうと特性によりとくこうが上昇、次のターンにとくこうアップからフルールカノンが飛んできてしまうのでできるかぎりフルールカノンをあえて打たせる展開にすることも戦術に入るかもしれません。
フルールカノンはデメリットとして特攻が2段階下がってしまうので、通常時ならば勝てないけれどソウルハート込で1段階下がった状況ならば勝てるというポケモンは比較的多く存在します。
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ソルガレオ
今まで紹介したポケモンと比較するとややぱっとしないところがありますがやはり禁止伝説。
ステータスが高く能力変化で事故の起きない物理ポケモンとして非常に優秀です。
ニトロチャージからの全抜き態勢に移行されてしまうのが最も厄介なパターンだと思うので上から攻撃する形で対策するのは危険です。
攻撃範囲はやや狭い傾向にあるので上から攻撃して倒すのではなく、攻撃を耐えて倒すことを意識すると楽かもしれません。
サトシゲッコウガ
相手を倒すことで禁止伝説級のステータスを手に入れるアニメの主役級ポケモン。
通常ゲッコウガ時のステータスが禁止伝説戦であるこのルールでは低めで、きずなへんげした後も安定技では突破力に欠けるため思ったよりも強くないという印象を受けるかもしれません。
しかし速さは美徳。
ゲッコウガを上回るポケモンはこだわりスカーフのないこの環境ではフェローチェぐらいしかいません。
一度きずなへんげすれば十分な活躍をしてくれるでしょう。
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フェローチェ
素できずなへんげしたゲッコウガよりも早い高速組。
みずしゅりけんもHPが残ってさえいれば耐えてくれますし、素早さに補正をかけずともサトシゲッコウガよりも早いので一瞬でも隙を作れば特性による全抜きに移行が可能です。
拘りスカーフだけでなく気合の襷もないこのルールでは一度動き始めたフェローチェを止めるのは中々に至難の業。
ジガルデもドラゴン技採用型の場合、りゅうのまいを積まれていてもドラゴン技を打たせることにより後続のフェアリーで無力化なんてこともできるかもしれません。
……しかし、禁止伝説最有力のルナアーラに弱めであるというところはマイナス評価。
とんぼ返りで逃げられるとはいえそのあと繰り出しができませんからルナアーラ対策をしっかりとしていなければパーティの穴となってしまうかもしれません。
カプ・レヒレ
パーティの穴を埋めるという仕事ならばおそらくこのルールで最も優秀なポケモンです。
ゲッコウガやフェローチェはこのポケモンでほぼ完全にストップさせることが可能であり、シャドーボールを覚えさせることで禁止伝説ほぼすべてに隙を見せません。
火力面では心もとないものがあるためルナアーラと対面状態からシャドーボールを連打して打ち負けてしまったりもしますが、少なくとも起点にならないというだけで頼れます。
パーティ全体に状態異常耐性を付与し、バルジーナにも強いため受けループ対策となる点も魅力。
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テッカグヤ
高速回復がないもののボディパージでフェローチェやゲッコウガ、カプ・コケコを抜けることが魅力です。
受けループに入るのは難しいですがエース運用ならば通常ルール以上に輝くことが可能かもしれません。
実は攻撃が上昇した後でもジガルデを2確とることができず起点になってしまうことには注意。
アローラベトベトン
多くの禁止伝説にメタを張ることができ、受けループにも対抗できるメタ枠の最有力。
ジガルデに弱い以外はただ殴り続けるだけで強いです。
ギガイアス
ステルスロックを負ける一般枠最有力。
ルナアーラとは対面した状態からでも砂嵐でファントムガードを崩すことが可能です。
シャドーレイも確定3にあっさりと持ち込める特殊耐久も魅力。
だいばくはつの存在で起点になりにくいのが強みでしょうか?
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まとめ
禁止伝説が使えることとアイテムが使えないので一部のポケモンの評価が通常のシングルとは異なる部分があります。
ガブリアスはアイテムが持てないのでゲッコウガやフェローチェに対応する手段を完全に失っていますし、ミミッキュ等もZ技が使えないため瞬間火力を出すことができず大きく評価を下げています。
特に持ち物への依存度が高いアローラガラガラもほとんど見ないようなものなので相対的にアイテムなしでもエレキフィールドで火力を強化できるカプ・コケコの評価が上昇していたりします。
しかし一般枠のポケモンの評価の差というのは些細なものでこのルールで重要となるのは禁止伝説という大型モンスターをどのように生かすし、対策するか。
当然ガブリアス以上のステータスを持つポケモンですから適切に動かせばガブリアス以上のパワーを発揮します。
まだまだ考察が進んでいないルールですから遊べる時間は少ないですから、正月休みの間に一度遊んでみてはいかがでしょうか?